琳派草花図(残欠)掛軸

¥350,000(税込・送料込)

膏肓社

江戸時代初期~中期 紙本肉筆 掛軸 125センチ×60センチ 箱付属
恐らく、もっと大きな屏風か襖絵だったのだろう。色褪せた琳派草花図で、薄の穂の薄いピンクはかなりじっと見てみないと見えてはこない。しかし、まるで不図、田舎の窓から見える風景がそのままそこに在るかのように思える。中央にすっと伸びる薄の葉のラインの鋭さ、そして今にも風にたなびいて動き出すかのような軽さ。虫の声が沸き起こってくるような。そんな予感さえもが生々しい。装幀には能衣装の慶長裂を使用している。

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