No.4154 古茂田守介「裸婦」鉛筆デッサン

¥80,000(税込・送料込)

画室

額サイズ / 45×53cm、 マット内窓サイズ / 23×32cm
古茂田守介(1918〜1960 愛媛県出身)は、現代画廊の洲之内徹の著作に何度も登場する画家です。
その絵を見るたび、『気まぐれ美術館』の次の一節をかならず思い出してしまいます。

「画廊を始めた当初、私はコモちゃんの絵を預って、いつも何か彼か、彼のものを店に掛けておくようにしたが、彼の生きている間には、ついに一枚もよう売らなかった。売れない絵を返しに行っては別の絵を借りてくるのだが、そういうとき、彼はちっともいやな顔をせず、むしろ、私に気を使わせまいとして彼のほうが気を使い、笑顔を絶やさないのであった。いまでも私は、ああいうときの彼の笑顔を思い出す。いまは、古茂田守介の絵はあれば必ず売れるが、彼の生きているうちに絵が売れて、彼がほんとうに笑うのを見たかったと思うのである。」
(『気まぐれ美術館』洲之内徹著 1978年 新潮社刊より引用。)

Copyright © kogei-seika All Rights Reserved.