ライン炻器タンカード(ビールジョッキ)

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gallery uchiumi

ベルギー・レーレン(Raeren) 1550-1599年 高さ10.5㎝ 口径 6.2㎝ 高台径 7.2㎝ 幅 10㎝
塩釉(えんゆう)がかけられ薄い茶色をしたライン炻器のタンカード(ビールジョッキ)です。アムステルダム国立美術館の所蔵品の中にサイズは少々大きいのですが、同じ手のものがありました。製作時期も生産地も同じものだと考えられます。
アムステルダム国立美術館のサイト
https://www.rijksmuseum.nl/en/collection/BK-NM-5652

ライン炻器(陶器と磁器の中間のような焼き物)とは、ドイツのライン川流域の諸都市で制作された焼き物です。ローマ時代には焼き物の技術が伝わり、8世紀頃にはピングスドルフ、10世紀頃にはジークブルグで高温焼成される炻器づくりが始まったことが判明しています。14世紀になると、焼成中の窯の中に塩を投げ込むという技法が生まれ、髭徳利などでもこの手が使われています。
ベルギーにも炻器の製作所があったのかと思われるかもしれませんが、産地であると言われているレーレンという街、ベルギーといってもドイツ国境に位置し、第一次大戦前まではドイツの領土だったところです。ドイツ語圏でもありライン川流域の地域といっても間違いはないと思います。

口辺に4か所ほどカケがありますが、16世紀まで遡るもので、産地、制作時代もわかる貴重なものだと思います。

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