ペルシャ細密画 17~18世紀

¥330,000(税込・送料込)

古美術祥雲

17世紀~18世紀  縦32.7㎝ 横22.6㎝
馬に乗ってゲームをしている礼拝者が描かれています。人々や馬の表情から、和やかな雰囲気が伝わってきます。

ペルシャのサファヴィー朝時代(16世紀~18世紀)のイスラーム王朝の詩『Guy- Chovgan(چوگانčōwgan)』からの細密画です。
Chovganは古代ペルシャ(現在のイラン周辺)で生まれた馬を使ったスポーツゲームで、その後のポロゲームの原型とされています。
貴族のゲームとみなされて、特別に訓練された馬で行われました。
岩を隔てて後方に人物をあらわすのはペルシャ絵画に見られる特徴のひとつです。

ペルシャ細密画はイランの歴史の変遷を背景に育まれてきました。九世紀にギリシャの科学書を伝える挿絵にはじまり、十三世紀のモンゴルの侵略により中国元時代の絵画の影響を受け、さらにシルクロードを含む貿易の中継として東西の文化を融合させてきました。
本来、細密画は写本の挿絵なので、画家よりも書家の地位が高い時代は書を中心とし、絵はあくまでも内容を助ける用途で控えめに描かれました。絵を描くことが神の力によるものと言われるようになった十六世紀ごろからは徐々に絵画が重要視され、その後はそのほとんどがこのように本の形態から外され鑑賞用の絵として飾られるようになりました。
歴史や古典文学の格調を伝えるべく・リスの毛筆を用いた繊細な絵画・装丁がそれぞれ高い力量により絶妙なバランスで作られ、豪華でありながら軽やかな印象を受けます。
装丁部分に汚れがありますが、絵画部分の状態は綺麗です。
額が付きます。(額寸法 縦44.3㎝ 横36.7㎝)

Copyright © kogei-seika All Rights Reserved.